特別企画  LUXMAN ＣＬ３６ｕ


1998年8月17日掲載 アクセス回数：
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CL36uというと，ご存じの方はご存じかと思いますが。。

昭和57年秋発売。タマが少なくなっていた当時，50年にわたって真空管製品の開発販売 で成り立っていたラックスが，最後のタマ製品と銘打って発売した「限定」シリーズの ひとつです。このシリーズには，プリアンプのCL36u，メインアンプのMB36u，プリメイン のLX38u　の3種がありました。それぞれ，200台から300台程度の限定生産でしたが， ラックスは当時，メンテも含めて安定に真空管が入手できるのはこの程度の台数が限度 だとしたようです。その位置づけ上，開発にもそれなりに力も入れたものと思われます。

ＣＬ３６ｕは，このシリーズの中でも異彩を放つもので，オリジナルのＣＬ３６と型名 こそ同一であるものの，中味は全然違ったものになっていました。定電圧電源の採用， ＳＲＰＰ化など。当時入手難だった１２ＡＸ７にかえて，１２ＡＵ７が多用されている のも特徴かと思われます。定価もそれなりに，１台36万円。
最後の限定生産のはずでしたが，その後，ＣＬ４０や，ＣＬ３６０が発売され，現在に 至っているのは周知の通りです。

何分古いものでもあり，入手に当たって問題と感じた点もあります。
１）安定に動作するのかどうか，性能がそれなりに出ているのかどうか。
２）音質的な観点から，ＣＬ４０や３６０に比べて，入手する価値があるのかどうか。
など。もちろん，高価な買い物であります。

まず性能面について，私が入手したものは，97年9月にラックスでメンテが実施されて いましたので，それで「まずよし」としました。
音質は？　新しいデジタルオーディオ向きに作られた，４０や３６０と比較するのが 無理なのは最初から当たり前。そこは長年の「気持ち」を優先しました。

結果はどうでしょうか？　まだ何とも言えません。何と言っても，家自体が整備途上です。 メインアンプは？？　８０４５Ｇを使っています。もう一台の６ＲＡ８は， ちょっと調子を崩しているようでした。
今後，２Ａ３，ＷＥ４２１などのアンプを作っていきたいと計画中です。多分これらの リファレンスのためのプリアンプとして利用していくことになると思います。。。 ＬＸ３８も，手放さずに大事にとっておきます。

上から，ＣＬ３６ｕ，デンオンＤＣＤ１８００Ｒ，ラックス５Ｔ５０

ご参考　ラックスマン　３８シリーズ

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